特定行政書士です
行政書士試験に合格し、鳥取県行政書士会に登録致しました。法務手続きの中から、司法、登記、社会保険関係を除けば、行政書士の仕事と言われるほど広範囲の仕事を担当します。
意外なのことに行政書士の資格を取った後、様々な試験や研修を受けることになるとは思いませんでした。
まず特定行政書士です。行政書士法の改正で行政不服審査を行政書士ができるようになりましたが、そのためには、30時間を超える法定講習を受け、効果測定という名前の試験に合格しなければなりません。事実要件の認定などを学び、合格することができました。
在留資格審査は出入国管理局に届け出た弁護士と行政書士が申請書類の取次をすることができます。これも、講習を受けた後、試験に合格しないといけません。大阪まで出向き、出入国管理法などの関係法令を問う試験でしたがクリアできました。
この資格を得たことから、技能実習生の在留資格だけでなく登録支援機関の外部監査をして欲しいとの依頼を受けました。外部監査をするためには技能実習監理責任者の資格が必要ですので、これも取得しました。
すると、今度は医療ビザの取得の延長線上から旅行業の資格の必要性が出てきましたので、旅行サービス手配取扱管理者及び国内旅行業取扱管理者の試験を受け、合格することができました。
成年後見人を受任するには資格はいりませんが、日本行政書士会連合会は一般社団法人コスモス成年後見センターを設立し、講習を受けた後、会員になって、その監督を受けるように求めています。鳥取県行政書士会も社会貢献として成年後見の普及に努めていることもあり、受講し会員となりました。加えて、成年後見に取り組む「とっとり東部権利擁護支援センター」のメンバーにもなりました。
五十の手習いで勉強し、行政書士となりましたが、その後、これほど試験や講習を受けなければならい羽目になるとは思いませんでしたが、人生は常に学ぶべきものと考えていますので、むしろ、良い経験であると思っています。
鳥取行政書士会には専門班という研修会があり、所属行政書士は月1回集まって、研修を重ねています。私は建設業許可や経営事項審査を学ぶ建設班、在留資格申請などを学ぶ国際業務班、そして、相続・成年後見班に所属し、先輩行政書士から学んでいます。
NPOなど市民活動をしています
現代は行政が肥大した社会と言われています。福祉や教育のニーズの拡大のためですが、政府や地方自治体を肥大化させるよりは、NPO(特定非営利活動)法人や社団、財団などの市民団体が、こうしたニーズを担うべきだと考えています。そこで、様々な市民団体に参加し、より良い地域づくりを目指しています。
鳥取市用瀬町屋住にある養蚕農家だった古民家長谷川邸=写真左=は意匠に優れた歴史的建造物で、地域の歴史と伝統を今に伝える記憶遺産としても重要です。長谷川邸を中心に近くある美しい中津美渓谷などの日本の原風景が残るこの地域を保全活用するために設立したNPO法人グリーンツーリズムもちがせの理事を務めています。
鳥取に本当のノーマライゼーション社会を実現しようと立ち上げた一般社団法人ノーマライゼーションとっとりは、地域密着型のデイサービス施設と居宅介護支援事業所を運営していますが、その理事もしています。
また、環境保全と国際交流などに取り組むNPO法人とっとり希望化計画21の事務局も担当しています。
朝日新聞の記者でした
朝日新聞社では鳥取総局、福山支局、京都総局、大阪本社、東京本社、鳥取総局、松山総局、米子支局長と転勤を続けながら記者生活を続け、鳥取総局次長を最後に2009年10月に退社しました。東京本社では地域報道部、選挙本部、社会部、整理部に所属。地域問題総合取材班、旧文部省、旧自治省、選挙本部、平和取材班、政局取材班、厚生労働省などを担当しました。
司法や選挙事務なども担当しましたが、ずっと追い続けてきたテーマは「地域の自立」です。旧自治省の担当や地方総支局の記者として、福山市の朝鮮通信使の再発見運動、東京都立川市のモノレール建設を核とした都市再開発、武蔵村山市の徹底したケチケチ作戦での財政再建、東大和市の市民教師制度、徳島県上勝町の葉っぱビジネス、高知県馬路村の柚子のブランド化、夕日をキーワードにした愛媛県双見町の観光開発、そして、中村松山市長(現・愛媛県知事)の坂の上の雲の街づくり……と数多くの成功例も失敗例も見てきました。
地域を元気にしようと頑張る人たちから話を聴きながら、時には激しく議論をし、紙面化してきました。この間、築いた人脈が、行政書士になってからも活きています。
鳥取県議会議員でした。
2011年4月から1期目4年間鳥取県議会議員を務めました。 全国を飛び回って当事者から成功の理由、あるいは失敗の原因を直接聞かせていただき、最先端の研究者、中央官庁や広島の国の出先機関から説明をお聞きしてきました。記者活動を21年間続けてきた経験で誰に話を聞けば良いか分かりますし、話を聞きたい人を紹介してくれる人脈もあります。こうして得た知見を基礎に本会議や常任委員会、特別委員会で質問戦を展開し、知事対して会派要望としてまとめて政策提言をしてきました。
1期生議員でした会派希望(のぞみ)の政調会長、議会改革推進会議委員、福祉生活常任員会副委員長、広報委員長などを務めさせていただきました。